レザー

【イルビゾンテ】ヌメ革を最速で飴色にエイジングさせる方法

この記事は以下のような人におすすめ!
・イルビゾンテが好きな人
・ヌメ革をいち早くエイジングさせたい人
・飴色のレザーが好きな人

たぬきち
たぬきち
イルビゾンテのアイテムをまた購入してしまいました!
今回はそれを用いて、ヌメ革を早くエイジングさせる方法をご紹介しますよ。

購入したのはこちら。マネークリップ。

マネークリップというと、ただお札を挟むだけのもののイメージが強いが、カードスロットが6つあるので、非常に使い勝手がいい。

普段、長財布や一般的な二つ折り財布を使っている人からすれば、カード6枚というのは、もしかしたらすごく少ないのかもしれない。

しかし、キャッシュレス化が日々進歩している今、ちゃんと用途を整理して、吟味すれば、不便を感じることはない。

ちなみに僕は、免許証、保険証、クレジットカード×2、デビットカード、プリペイドカードという構成だ。本当はクレジットカードは1枚で十分なので、やろうと思えば5枚体制にすることもできる。

一度財布の中身もがっつり語ってみたいのだが、今回で言えば、話の本筋ではないので、それはまた別の機会に記事しようと思っている。

今回紹介したいのは、あくまで財布本体の方。
タイトル通り、ヌメ革を最速で飴色にエイジングさせる方法だ。

ヌメ革へのこだわり

では早速その方法を・・・

といく前に、はじめに断っておきたいことがある。
すぐに、エイジングの方法が知りたい!という方は、さっと読み飛ばすなり、目次から「エイジングの方法」に進んでほしい。

実は、僕はイルビゾンテのマネークリップを前にも購入している。というか、今回のこの財布を購入する前に使っていた財布がそれだ。

ずっとブラックのマネークリップを使っていたのだが、実はこの財布の購入時、少し妥協して買ったという経緯があった。本当はヌメ革がほしかったのだ。

でもその当時、どのネットショップを見ても、ヌメ革の在庫がなく、渋々ブラックをチョイスしたというわけだ。

それでもとても満足して使っていたのだが、どこかやっぱり心にもやもやを抱えてブラックのマネークリップを使っていた。

僕は、身の回りのアイテムをほぼイルビゾンテで統一するくらいのイルビゾンテ狂なのだが、何がそんなに好きなのかというと、どうやら僕が好きなのは「エイジング」らしい。

イルビゾンテのアイテムの、見た目とか質感とか匂いとか、ロゴも含めて全部好きなのだが、その中でも特に「エイジング」が好きだということに気がついた。
使えば使うほど馴染んできて、「自分だけのもの」感が生まれるのが、この上なく好きだ。

そして、その「エイジング」が一番楽しめるのが、ヌメ革であり、逆に言うと一番「エイジング」がわかりづらいのがブラック(いい意味でも)ということになる。

だから心のどこかでずっと、「やっぱりヌメ革のマネークリップがほしい!」と思い続けていて、ネットで在庫があるのを見つけた瞬間、購入してしまっていた。

今のものと、色が違うだけで、あとは全く同じものだ。この財布自体はめちゃくちゃ気に入っていて、別にボロくなったわけでも、不具合があったわけでもない。
だから、今の財布には大変申し訳ない気持ちなのだが、どうしてもヌメ革に対する気持ちが抑えられないので、泣く泣く、大事に袋(イルビゾンテ製品を買うとついてくるおなじみのあれ)に入れて、引き出しに保管することにした。

エイジングの方法

ここからようやく、気になるエイジングの方法だ。

そもそもエイジングとは、レザー製品を使っていくうちに、日に焼けたり、手の脂がついたり、その他もろもろのいろんなものが積み重なって起こる経年変化のことを言う。

つまり、エイジングには、当然「時間の経過」が必要なのだが、少しでも早く、日に焼けて飴色に育ったヌメ革が見たいという願望をもったレザー好きの層が一定いることと思う。

もしかしたらそれは、本来の意味でのエイジングとしてはものすごく邪道なのかもしれないが、それはそれで一つの楽しみ方だと割り切って、とにかく早くエイジングさせる方法を紹介したい。

その方法は、これ。オイルを使用するということ。

「ニートフットオイル」というもの。牛のすねからとれる油のことで”牛脚油”と言うらしい。革に浸透してよく馴染むので、綺麗なエイジングにつながるし、汚れなどからレザーを守ってくれる。しかし、よく馴染むがゆえにムラになりやすく、塗りすぎると必要以上に革が柔らかくなりすぎてしまうので、塗り過ぎは注意だ。

ヌメ革の製品は、買ってすぐ日光浴をさせるのが一般的で、人によってはその日光浴に、数週間から1ヶ月程度かける人もいるらしい。じっくり日光浴させることで、革が日焼けし、水濡れや汚れの付着に強い革となり、結果的に綺麗にエイジングにつながるということだ。

「ニートフットオイル」は、その最初の工程を一気に進めてしまう、日光浴時間短縮アイテムという位置づけ。やり方は簡単、ムラができないように、丁寧に塗って、数時間、太陽光に当てておくだけだ。

ちなみにオイルを塗る際は、小皿等にオイルを少量出して、ハケか何かで薄く薄く塗り拡げていくのがいいらしい。僕はハケなんて持っていないので、指でがっつり塗ってやった。

買ったばかりのものと比較して、その違いを見てほしい。

まずは、買ったばかりの状態がこちら。まっさらでキレイなヌメ革だ。


 

そしてこちらが、一通りオイルを塗って、その後3〜4時間日光浴させた状態のもの。




多少塗りすぎた感は否めない。しっかりムラができている。指で塗り込んだ代償だ。
しかし、見た目の色がもう明らかに違うのがわかる。たった数時間で、何日間か日光浴させたかのような色合いだ。

というわけで、使い始めの日光浴はたった1日で終了。あとは普段使いでどれくらい変化が出てくるのか。飴色に近づいていれば、大成功だ。

50日後の姿

ニートフットオイルでのエイジングショートカットのあと、普段どおりの使い方をはじめて、約50日が経った。

以下が、現在の姿だ。



圧倒的な変化だ。はっきりと色が変化して、飴色に近づいている。中に入れているカードの角にあたる部分は、他の部分よりも濃いあたりが出ていて、これはこれで味になっている。

ちなみに、以下は、ヌメ革のキーケースと並べて比較したもの、このキーケースは購入してから約1年になるものだ。オイルの類は一切使わず、ただただ日常生活の中だけでエイジングしたものだ。

キーケースとマネークリップで革の種類が微妙に違うので一概には言えないが、これを見ると、ニートフットオイルの効果は絶大だということがわかる。ややキーケースの方が濃いくらいなので、感覚的な話だが、少なくとも半年以上分は短縮効果があると言えるのではないだろうか。

エイジングの好みは人それぞれ。
少しでも早く飴色に成長させたい!という人には、ニートフットオイルの使用をおすすめする。

主にレザークラフト売り場に売っている。ネットで買いたい方は以下からどうぞ。

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