BUMP OF CHICKENが好きです。
前回、BUMPの絶対に聴くべきおすすめ名曲10選（〜2010）ということで、2010年までに発表されている曲を対象としてセレクトしてみました。
今回はその続き、2011年以降に発表された曲を対象に、最高の10曲をセレクトして紹介しようと思います。
個人的主観ではありますが、2014年の「RAY」あたりから、BUMPの曲の雰囲気は大きく変わったと感じています。これには賛否両論あり、特に古参ファンの中には「昔の方がよかった」という意見を持つ多い人も多いようです。実を言うと、僕も一時そう思っていた時期があったのですが、今は考えが変わりました。それは、BUMPの曲を聴き込む内に、曲の本質的な部分はやっぱり昔と変わっていないと感じることができたからです。むしろ、ライブで生の演奏を聴くと、圧倒的に進化していると思いました。そんなわけで、古参ファンである僕は、最近の曲も大好きです。ぜひ、今回紹介する曲を参考に、改めてBUMPの名曲をみなさんにも聴き込んでもらいたいと思います。
また、2020年5月4日、BUMP OF CHICKENのYouTube公式チャンネルにて、2017年から2018年にかけて開催した全国ツアー「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」のライブ映像および、これまでYouTubeで公開されてこなかった楽曲のミュージックビデオ22作が一挙に公開されました。コロナによる自粛期間が続きます。きっと「自宅でもライブに行ったような感覚を味わえるように」というBUMPからの粋なプレゼントでしょう。これを励みに、みんなでSTAY HOMEを楽しみましょう。
前置きが長くなりました。では、始めていきます（ランキングではなく、順不同です）。
No.1「ゼロ」
通算21枚目のシングル。PlayStation Portable専用ソフト『ファイナルファンタジー零式』の主題歌となりました。僕はゲームの方は未プレイですが、最高にクールで壮大な曲です。個人的おすすめは間奏部分。
No.2「グッドラック」
通算22枚目のシングル。2012年1月21日公開の映画『ALWAYS 三丁目の夕日’64』の主題歌となりました。ちなみに僕は、BUMPの影響か、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズが大好きです。「花の名」もそうですが、「グッドラック」を聴くと、映画の名場面を思い出し、思わず涙が零れそうになります。大きな優しさを感じる温かい曲です。
No.3「morning glow」
メジャー5作目のオリジナルアルバム「RAY」の収録曲。このアルバムを買った当時は、「RAY」ばかり聴いていましたが、聴き込んでいくうちに、この「morning glow」含め、他の収録曲のよさにも気づき、「RAY」が「ユグドラシル」に次ぐ名盤であると思うようになりました。「morning glow」は、そのタイトル通り、朝に聴きたくなる曲です。僕は通勤時によく聴いて、仕事に向かう自分を奮い立たせています。新たな何かが始まる予感をさせる歌詞です。
No.4「（please）forgive」
同じく「RAY」から。そんなに有名な曲ではないので、「RAY」を持っている人以外はあまり聴いたことがないかもしれないですが、隠れた名曲です。穏やかな曲調で、大きな盛り上がりポイントがあるわけではないのですが、聴いていて気持ちのいい曲です。表現が難しいのですが、澄んだ青空を、ゆったりと飛行しているかのような感覚。フレーズがいちいちかっこいいので、ぜひ歌詞もチェックしてみてください。
No.5「Hello,world!」
通算24枚目のシングル。テレビアニメ『血界戦線』のオープニングテーマとして書き下ろされた曲。この曲を聴いたとき、カルマを聴いたときの感覚に近いものを感じました。曲が似てるとかそういうことではなく、聴いた瞬間から「もうかっこいい！」という感覚。曲単体ももちろんですが、MVも超おすすめです。
No.6「アリア」
配信限定として6作目のシングルです。TBS系ドラマ『仰げば尊し』主題歌。タイトルの雰囲気から、穏やかでゆったりした曲かと思いきや、けっこうパワフルでアップテンポの曲です。一番好きなポイントは、2番の冒頭。歌詞とメロディーのリズムが心地いい。
No.7「記念撮影」
配信限定として9作目のシングル。日清カップヌードル「HUNGRY DAYS アオハルかよ。」テレビCMソングとなっているので、テレビで聴いたことがある人も多いはず。この曲、はじめて聴いたときの衝撃が忘れられません。圧倒的完成度。近年のBUMPの作品で最高傑作だと思っています。何度聴いても、飽きが来ません。
No.8「望遠のマーチ」
配信限定として10作目のシングル。ガンホーのスマートフォン向けゲーム「妖怪ウォッチ ワールド」CMソングです。イントロが流れ出した瞬間、駆け出したくなるような、活力が湧いてくる曲です。MVがこれまでのBUMPにはなかったテイストで、これもおすすめ。「記念撮影」を近年で最高傑作と評しましたが、ライブでの評価も合わせると、こちらに軍配が上がるかもしれません。それくらい名曲。好きなポイントは２番の冒頭。どうやら僕は、総じて２番が好きみたいです。
No.9「話がしたいよ」
24枚目のシングル。映画『億男』主題歌。『億男』自体にそれほど興味はなかったのですが、BUMPだからと映画館に見に行った結果、かなり面白かったです。エンディングで「話がしたいよ」が流れた瞬間、鳥肌が立ちました。それほど、この曲が持つパワーが大きいということだと思います。メロディーもさることながら、その歌詞も秀逸。特に「ボイジャー」が出てくるところとか、BUMPファンならぐっとくるものがありますよね。
No.10「流れ星の正体」
メジャー7作目のアルバム『aurora arc』収録曲。実はこの曲、2017年くらいにはすでにワンコーラス分が公開されていました。続く2019年に、弾き語りバージョンの音源が公開され、そして、バンドアレンジとなって大サビが追加されたものが、『aurora arc』に収録となりました。「BUMP OF CHICKEN TOUR 2019 aurora ark」のメットライフドームでこの曲を生で聴きましたが、大変な感動でした。ひとつ言えることは、天体関連のBUMPの曲に、絶対に外れはないということです。
さて、いかがだったでしょうか？
改めて思ったのですが、最近の曲はどれもタイアップしまくりですね。昔のBUMPのイメージではちょっと考えにくいですが、より多くの人に音楽を届けたいというBUMPメンバーの気持ちの表れでしょうか。大人気ロックバンドから、日本を代表する国民的アーティストになったんだなと感じます。
ここには入り切らなかった名曲たちがまだまだあります。今後もBUMPの素晴らしさを伝える記事を継続的に発信していく予定です。
